TOP> 製品の仕上げについて

木材の表面仕上げ加工とは

当社の木製品では、最終的に表面を整える仕上げ加工を行います。
仕上げ加工の種類には、「プレナー仕上げ(モルダー仕上げ)」、「サンダー仕上げ」、「超仕上げ(超かんな仕上げ)」の3種類があります。
また、表面に仕上げ加工を施していないざらざらした木材は、荒材、ラフ材と呼ばれます。

一般的に、壁や床の内側など見えない場所で使用される木材は「プレナー仕上げ」、
フローリング、羽目板、化粧柱、造作材など人の目に触れる場所で使用される木材では、「サンダー仕上げ」や「超仕上げ」が表面仕上げとして使用されています。


プレナー仕上げ(モルダー仕上げ)


プレナー仕上げとは、ノコギリの刃によって裁断されて表面がざらついた状態の木材を、「モルダー」と呼ばれる機械に通して、表面を平滑に整えた仕上がり状態のことを指します。

モルダーは、木材のムラ取りと寸法の調整に使われる機械で、製品加工時の初めの方で使用されます。

モルダーを通しただけの状態では、寸法は指定のものに整えられていますが、表面に刃の跡がうろこのように残っています(=ナイフマークとも呼ばれます)。

そのため、寸法精度は必要なものの美観を重視しない、壁の内側の柱や土台などの構造材の仕上げとして用いられます。

この整える作業は「プレナー加工」と呼ばれ、出来上がった製品の仕上げの状態を「プレナー仕上げ」と呼びます。
モルダーを通す際、木材は1mm以下の精度で削り出され、 床材や壁材など製品の形に成形されます。

通す機械の名称から、プレナー仕上げは「モルダー仕上げ」とも呼ばれています。


プレナー仕上げ表面写真

サンダー仕上げ

サンダー仕上げとは、木材の表面をなめらかに整える仕上げ方法です。。
プレナー仕上げ済みの化粧面を、低粒子のサンドペーパーでさらに0.1~0.3mmほど研磨します。 。
刃物跡が取れて削りムラを無くし、さらりとした優しい感触に仕上がります。。
超仕上げのようなツヤ感はなく、マットで上品な見た目になり、主にフローリングや羽目板の仕上げに用いられます。。
また、塗料を塗る場合は、塗りムラを無くし、塗料が浸透しやすくなる効果があります。。
そのため、当社のフローリングや羽目板、造作材といった無垢の内装材では、特にご指定が無い限りサンダー仕上げを採用しています。

サンダー仕上げ表面写真

超仕上げ(超かんな仕上げ)


超仕上げとはプレナー仕上げ済みの化粧面を、さらにかんなを用いて鏡面状になるように削り上げる仕上げ方法です。
美しくツヤのある仕上がりで人気の超仕上げですが、 板目で幅の広い製品では木目がケバ立つこともあるため、弊社のフローリング・羽目板はサンダー仕上げとなっております。
他、当社の内装材はほとんどがサンダー仕上げとなっておりますが、ご希望の場合は超仕上げも承れますので、その際はご相談ください。


超仕上げ表面写真
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